3種類のニードル脱毛を解説!

一口にニードル脱毛といっても、3種類の方式があります。
現在は使われていないものも含めて、解説してみましょう。

 

3種類のニードル脱毛を解説する女性

  1. 電解法

    1875年、さかさまつげの治療のためにアメリカの医師によって開発された、世界初の針脱毛技術です。毛穴にプローブを差し込んで微小な電流を流し、電気分解によって体液に水酸化ナトリウムを発生させるという方法でした。
    食塩水の電気分解実験をやったことがある方は、+の電極を入れたコップには酸性の塩素、−のコップにはアルカリ性の水酸化ナトリウムが発生したのを覚えているかもしれません。この−のコップと同じことが、毛穴の中で起こるわけです。
    アルカリはタンパク質を腐食させる性質がありますから、毛根の再生組織の機能を停止させることが可能なのです。この方式はかなり高い効果をあげていましたが、1本につき、60〜80秒も時間がかかるのが欠点でした。
    とはいえ、当時はまつげを数本程度処理するのが目的だったわけですから、欠点というのは正しくないかもしれませんね。脱毛といえば美容脱毛が主流になった現在では、電解法はほとんど行われていません。

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  3. 熱解離法(高周波法)

    高周波が物質に触れると熱が発生するというメカニズムを利用した方式で、1924年にフランスで開発されました。毛穴に差し込んだプローブの先端を毛根に触れさせて高周波を流し、高熱で凝固させて再生機能をストップさせます。処理は1秒程度で、電解法と比べると本当に一瞬で終わります。
    ただし、毛の再生率が高いという欠点がありました。おそらく、熱を微調整するのが技術的にまだ難しかったのではないでしょうか。一瞬で高温になってしまうため、毛根が充分に凝固する前にプローブを抜かなければならず、その結果再生してしまったのだと思われます。

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  5. ブレンド法

    1948年に開発されたこの方式が、現在は一般的になっています。
    直流電流と高周波電流の両方を流すことで、高熱とアルカリの二方から毛根を処理します。施術時間は1本につき10〜15秒程度で、高い効果が期待できます。

 

@とAの方式のよい点をブレンドした方法で、米国食品医薬品局FDA(日本の厚生労働省にあたる機関)では、安全性と有効性を最上級の「クラスT」に位置づけています。