ニードル脱毛の仕組みを解説!

解説を理解する女性

効果の高い脱毛法として有名なニードル脱毛。このニードル脱毛がどのような仕組みでムダ毛を脱毛させるのか、その仕組みを見てみましょう。

 

レーザー脱毛、光脱毛など、現在行われている脱毛法の中で、ニードル脱毛は最も歴史のある施術法で、その原型が登場したのは1875年にまでさかのぼります。細かな違いはあるものの、毛穴に針を差し込んで電気を流すという仕組みは当初から既に確立されており、これはちょっと驚いてしまいますね。ちなみに最初は美容脱毛ではなく、さかさまつげの治療のために眼科で行われていました。

 

現在のニードル脱毛は、毛根に高熱を加えてダメージを与える施術です。
プローブと呼ばれる極細の金属製の針に電気を流すと、針の部分に電気抵抗が生まれ、エネルギーがたまって熱が発生します。このとき、抵抗が大きいほど大きなエネルギーがたまり、高い熱を生み出すことができるため、プローブの材質は抵抗値が大きいステンレスが使われています。

 

施術では、まず毛穴にプローブを差し込み、毛根に接触させたところで、電気を流します。前述のようにプローブに熱が発生し、その熱が毛根に伝わってタンパク質を凝固させます。高熱で毛根を「焼く」または「破壊する」と表現されることもありますが、正確には毛の再生組織のタンパク質を固めて、再生機能を止めてしまうのが、ニードル脱毛の仕組みです。
少し残酷な例ですが、卵を茹でて固めてしまうと、もうひよこは生まれてきませんよね。このように考えるとイメージできるかと思います。

 

タンパク質が凝固する温度は70度前後ですから、少なくともそれくらいの高熱が毛穴の中で発生していることになります。ニードル脱毛はとにかく痛みの強い施術法ですが、このような仕組みを見ると、痛いのもうなずけます。また、効果が高いのも納得できるのではないでしょうか。

 

ニードル脱毛は、確実にムダ毛の毛根を破壊することができるというのがメリットですが、一方でデメリットもありました。ひとつはさきほど述べたように、痛みが非常に強いこと。もうひとつは金属アレルギーの方は使用できないことです。
しかしこれらも、プローブを絶縁体で覆った絶縁針脱毛が開発されたり、アレルギーを起こさないチタン・ゴールドで表面加工したプローブが登場するなどして、ある程度は解消されています。

 

ニードル脱毛とレーザー脱毛の仕組みの違い

ニードル脱毛、それにレーザー脱毛。いずれも、効果の高い脱毛法として有名ですが、その違いは何でしょうか。

 

ニードル脱毛は、プローブと呼ばれる極細の針を毛穴に挿入し、毛根に電気を流してムダ毛を処理する方法です。ムダ毛を1本ずつ処理するために時間がかかる、施術には非常に強い痛みが伴う、料金が高いといったデメリットがありますが、その代わり高い脱毛効果を誇ります。
毛が再生しないようにするためには、毛球と呼ばれる毛の再生組織を70度程度の高温で処理する必要がありますが、ニードル脱毛は唯一、それが可能な処理方法です。ニードル脱毛が高温で施術できるのは、毛根に直接熱を加えることができるからです。

 

ということは、レーザー脱毛や光脱毛は間接的に熱を加えているだけということなのでしょうか?
実は、そうなのです。

 

ライトがムダ毛のメラニンに吸収されてそこで熱を発し、その熱で毛根にダメージを与える、というレーザー脱毛の仕組みは聞いたことがあると思います。
もう少し詳細に述べると、ライトを照射すると、毛穴の中にある毛全体が熱を帯びて、その熱が、毛根の底部にある毛球に伝わるという仕組みです。
このような仕組みだと、発生した熱の温度はそのまま毛球には伝わらず、どうしても無駄になる熱量がでてきます。また逆に、毛球を70度近くにするためには、毛をもっと高い温度に熱する必要がありますが、それでは毛穴がひどいやけどを負ってしまいます。ライトを使った脱毛は、こうした弱みがあるのです。

 

ニードル脱毛はプローブの先端を毛球に触れさせて電気を流しますから、ピンポイントで再生組織を焼くことができるのです。
以前は、プローブ全体が熱を帯びる構造になっていたため、プローブが触れている部分全部に熱が伝わり、かなりの痛みがあったそうです。近年は先端以外を絶縁体で覆った、絶縁針が登場し、必要な部分以外が熱を受けることはなくなりました。

 

とはいえ、皮膚の中が高温になるわけですから、軽くなったといってもやはり痛みはダントツです。広範囲をニードル脱毛で処理するのは、手間も時間もかかりますし、料金も覚悟が必要です。それ以上に、痛みのためにめげてしまうと思います。わきの下だけ、とか、本数を間引く、など、限定的な脱毛に利用するのがよいでしょう。